神奈川県厚木市岡田の岡田保育園は子どもの意欲と思いやりを育てます

社会福祉法人 愛慈会 岡田保育園


生きる力

子どものつぶやき

・ある日、子どもが滑り台の上から下にいた保育士に向かい話しかけました。
  子ども「先生の頭、白くなっているよ。」(白髪に気付いたようです)
  保育士「どうしてかな。」
 子どもは暫く考えた後、
  子ども「そうか、先生の頭の上に雪が降ったんだね。いいな。」

・子どもが“プリキュアになりたい”と願い事を書いていました。
  保育士「○○ちゃん、プリキュアになりたいのね。」
  子ども「うん。前はプリキュアになりたかったんだけど、今はAKB48になりたいの。だから、先生がプリキュアになってもいいよ。」
  保育士「ありがとう。でも、プリキュアになったら、保育園に来れなくなってしまうから、毎日保育園に来て、○○ちゃんや、保育園の皆と遊んでいる方が楽しいな。」
  子ども「大丈夫。プリキュアはテレビの世界だから、日曜日になったら、テレビの中に行けばいいんだよ。」  
  保育士「…考えてみるね。」

 子ども達には、大人が想像もつかないような、空想の世界が広がっています。そして、生活の中で何か疑問を感じた時、空想の世界や、自らの経験で得た様々な情報の中から、一生懸命に答えを導き出そうとしています。この時、子どもから出た考えが、現実と合っているかということよりも、自ら考え、自分なりの答えを導き出すという過程が大切なのだと思います。
 子どもの疑問に対し、大人が情報を全て教えることは簡単ですが「どうしてかな」などの疑問を返すことで、考える力(知りたいという探究心)が育まれていくのだと思います。


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