神奈川県厚木市岡田の岡田保育園は子どもの意欲と思いやりを育てます

社会福祉法人 愛慈会 岡田保育園


生きる力

みんなでげんきに運動会

・運動遊びのチーム決め
  5歳児組は、子ども同士で話し合い4つのチームを作りました。そして、各チームごとに3歳児組の子どもを誘い、3歳、5歳児の混合チームができました。
  チーム決めの最中のことです。5歳児が保育士に「しか(3歳児)組で、お休みの子どもを教えて」と尋ねてきました。保育士は、紙に記名し、鉛筆を添えて「お願いします」と言い渡したところ、紙を受け取った子どもは、紙を見つめ暫く考え、友達と一緒に、欠席していた子どものチーム分けも行っていました。4歳児組も、皆で話し合い4つのグループに分かれ、3歳、5歳児の混合チームに加わりました。その後、皆でチーム名を決め、チームごとに集まりおやつを食べたり、忍者の修行ごっこを楽しみました。

・当日の様子
  プログラム1番は、3歳、4歳、5歳児の運動遊び「にんじゃ、にんにんにん!」です。大勢の観客が見守る中、少し緊張していた子ども達でしたが、自分の出番になると自信に満ちた表情で、平均台渡りや、巧技台からの飛び降りを行っていました。3歳児は、5歳児に横で見守られながら行いました。5歳児のサポートはとても温かく、3歳児が平均台を渡っている時は、いつでも手を差し伸べられる、程よい距離で並行して歩いていました。また、巧技台の前で足が止まっている子どもには、優しく「(高い方と低い方)どっちにする?」と聞いたり、目を合わせ、言葉ではなく優しい微笑みで「大丈夫だよ」というメッセージを送っていました。体育館中が温かな雰囲気に包まれ、その後も各組の親子のスキンシップ遊びなど、親子の愛情が感じられるアットホームな運動会が続きました。
  当園では、勝ち負けではなく、子ども自ら環境(運動会)に関わろうとする自発性や意欲を大切にしています。保護者の方にも、子どものありのままの姿、一人一人の成長発達を見てもらえるよう、プログラム内容を工夫し、今年度からは、行事名もこれまでの「運動会」から、「みんなでげんきに運動会」に変え、より子どもが主体的に参加できるようにしました。
  一人一人、素晴らしい姿を見せてくれた子ども達です。第2部は、子どもや保護者、保育士も一緒になり、スポーツバルーンやわらべうた遊びを、参加者がコミュニケーションをとりながら、楽しんでいました。


このページの一番上へ