神奈川県厚木市岡田の岡田保育園は子どもの意欲と思いやりを育てます

社会福祉法人 愛慈会 岡田保育園


意欲と思いやり

0歳児、1歳児交流

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  0歳児、1歳児は、一人一人の成長・発達に合わせ、お互いの保育室を行き来して遊び、共に生活することがあります。その中で、0歳児が1歳児の遊ぶ姿に興味を示し、遊びを真似る姿が見られます。0歳児は、積み木を見つけると、テーブルや机などを叩き、音を響かせることを主に楽しんでいます。そうした0歳児が、積み木を積み上げ、並べて遊んでいる1歳児の姿を見て、同じように積み木を1、2個積み上げ、遊び始めるようになりました。このように、発達段階の近い子どもから刺激を受け、真似ようとすることで、遊びに変化が見られ、更なる発達へ繋がるきっかけにもなっています。
 園庭遊びでも、複合遊具(滑り台や吊橋など)で活発に登り降りを楽しむ1歳児の姿を真似るように、0歳児が遊具に登り、また、0歳児が豆自動車に乗っていると、1歳児が後ろから押そうとしてくれるなど、子ども同士の様々な関わりが見られます。
ある日、豆自動車に乗っていた0歳児の靴が脱げてしまい、そのことに気付いた1歳児の女児が“どうにかしてあげたい”という気持ちから、一生懸命、靴を履かせようとしていました。その様子を見て、周りで遊んでいた子ども達も心配そうに集まってきました。その後も、なかなか履かせることができず、保育士に知らせ手伝ってもらうことで、0歳児は靴を履くことができました。保育士の「ありがとう」「優しいね」という言葉掛けに少し照れながら、「履けたよ」と満足気な表情が見られました。その日の夕方、1歳児から、「赤ちゃんと遊びたい」という声が聞かれ、0歳児に優しく声を掛ける姿が見られました。日中の一つの出来事が、0歳児への親しみを更に深めたようです。
 子ども達は様々な経験を重ねる中で、健やかな成長・発達を遂げていくかと思います。今後も、交流の機会を大切にし、子ども同士の関わりを温かく見守っていきたいと思います。


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