0歳児食事の様子
午前中十分に遊び、空腹を感じた子ども達は、食事の部屋まで這い這いや歩行などで自ら移動してきます。準備された食卓椅子に座り食事が配膳されると、お皿の中から好きな物を選び進んで手を伸ばしています。1歳の誕生日を過ぎた頃になると、保育士の介助で食事を食べさせてもらうことよりも、自分で食べてみよう・自分で食べたいといった意欲が芽生えてきます。スプーンを片手に持ちながら、反対の手を使い摘んで口へと運び意欲的に食べています。時には、口に入りきらない程の量を手掴みし口に入れようとしたために、零れたり、口の周りについてしまうこともあります。そんな姿も子どもらしく、食べたいという気持ちの表れだと感じます。手掴みでの食事が上手に行なえるようになってきた子どもには、スプーンを使い食べることをさり気なく知らせ、一人一人の成長発達の段階に合わせた援助を心掛けています。子ども達が成長する中で芽生える意欲を大切にすることで、自分でできたことに対しての満足感を味わい、次の発達段階へのステップとなるように配慮しています。