学生の方による手作り壁面装飾
昨年、厚木市内の保育園(認可保育園2園・私設保育園4園)の交流を深めるため、「仲良し陶芸」の開催前に、会場提供のご協力をいただくため、厚木市内にある湘北短期大学を訪問しました。その際、保育学科 造形の大塚習平准教授から、学生の方々が、壁面装飾(レリーフ)を製作していることをお聞きしましました。そこで、大学内にて展示終了後の壁面装飾(レリーフ)の借用をお願いしました所、快くご承諾いただき、当園の各保育室と玄関ホールに飾りました。作品を目にした子ども達から、様々な反応がありました。
0歳児、1歳児は、“凧”や“雪だるま”などについて、はっきりとした認識はありませんが、色取り取りの絵や飾りを見ては指を差し、「きれいね」と保育士に伝えるなど、作品の前でふと立ち止まって眺め、嬉しそうに手を伸ばし触れようとする姿が見られました。
2歳児は、干支の絵柄が描いてある凧を見て楽しそうに「犬」、「蛇」などと言いながら知らせてくれていました。作品を通じ、色と形に強い関心を示すようになり、じっと見つめる子ども達の姿が印象的でした。
3歳以上児は、作品が飾られると、「わー、きれい」、「雪だるまがいるよ」などと、細かな部分に目を向けながら友達との会話を楽しんでいました。5歳児になると、「何で作ったのかな」、「どうやって作ったのだろうね」と、素材や作り方について興味を示し、自分達もやってみたいという気持ちを持ったようです。
これからも、季節を感じることのできる作品、風景画などを通して、子ども達の心の中に様々な感情が芽生え、情緒豊かに育ってくれることを願っています。