野菜の栽培
食育の一環として、子ども達に野菜を育てることを提案しました。すると「やりたい」、「水をあげたい」など、意欲的な姿が見られました。次に、子ども達に「何の野菜を育てたいか」聞いたところ、様々な野菜や果物の名前があがりました。その中から「ピーマン」、「トマト」、「胡瓜」、「パイナップル」を育てることに決まりました。
子ども達は自分で育てることをとても喜び、苗を植えるときには、優しく土をかけたり、水やりの量に気を付けながら、初めての苗植えを楽しむ姿が見られました。また「早く大きくならないかな」、「早く食べたい」など、苗が生長するのを待ちきれない様子でした。水やりのグループは子ども達で決めました。「今日は、何グループ」、「今日も、水あげられる」など、自分のグループの順番が来るのを、心待ちにしていました。
毎日、苗の様子を観察し「大きくなっている」、「もう食べられるかな」など、野菜の生長を実感し、喜ぶ姿が見られています。
子ども達の愛情で野菜も大きく実り収穫し、サラダや漬物にして食べています。野菜が、苦手な子どもも「自分達で育てたから、食べてみよう」という気持ちになり、一口食べる姿が見られています。
更に、パイナップルも育て始め「いつ、食べられるの」と生長を楽しみにしています。植物を育てる中で、生長すると大きくなることや枯れてしまうこともあることなどを実際に観て「生きている」ことを感じ、野菜や果物を食べることにより、身体の中で栄養源となり、身体を動かす力になることを知らせながら、共に命の大切さについても伝えていきたいと思います。