保育園時代を共に過ごした仲間との関わりを、成長した現在も大切にしている卒園児たちの嬉しい訪問
学校が春休みに入った3月下旬頃から、当園の卒園児達が足を運んでくれました。
3月31日には、2001年度の卒園児達が中学校を卒業し、高校入学前に保育園時代の同窓会を行い、その時の集合場所を保育園としていました。すっかり背も伸び、大人っぽくなっていましたが、笑顔の中に保育園時代の面影があり、それぞれ個性豊かに成長していました。
卒園児達は、その当時の文集やアルバムを楽しそうに見た後、保育室内を見学し「小さい頃は、広く感じたのに狭く感じる」と言っていました。そして、在園児達が卒園児に「抱っこ」と甘えてくると、抱きしめながら「私達も、こんなに小さかったの」と当時を思い出し、月日の流れを感じているようでした。
こうして、卒園児達が立派に成長したこと、また、人と人との繋がりを大切にしていることを嬉しく思います。それぞれ成長してきた過程で、友達や周囲の人との関わりが、十分に繰り返されてきたことを感じました。保育園での生活では、時にはお互いの気持ちがぶつかり合うこともあったと思います。その中で、お互いを認め、相手を受け入れていくという経験を何度も繰り返すことにより、「コミュニケーション能力」、「協調性」、また「問題解決する能力」など、「生きる力」が育くまれていくと思います。保育園で経験したことが結果として出るのは、10年先になるか、または、社会人となった時かもしれません。長い道のりの中、今回こうして卒園児達の姿を見て、保育をしていく上で大きな励みとなりました。
卒園児の皆さんが、これからも一歩一歩着実に未来へ向かう姿を、私達は温かく見守らせていただき、応援していきたいと思います。