夏まつり
今年度から、今までの「夕涼み会」を改め、「夏まつり」として7月15日(木)に行いました。
「夏まつり」を子どものための行事とし、子どもが自発的、意欲的に関われる環境を構成し、主体的な活動や子どもの相互の関わりを大切にしながら、一日を通してお祭り気分を味わい、楽しく過ごすことを基本的な考えとしました。
当日は5歳児が、はっぴ姿で「おみこし」をかつぎ、その後、5歳児・4歳児・3歳児が輪になり「おみこし」を囲んで踊りました。その姿に2階のベランダから見ていた0歳児が手を振り、2歳児・1歳児はテラスから、手を叩き、踊りを真似る等、年齢に応じた参加をしました。
お店屋さんでは、ゲーム(輪投げ・当てくじ・魚釣り)を行い、好きな玩具を選ぶことができ、その他にも、ヨーヨー・うちわ・園児の手作り作品の出店をしました。お店の担当は、5歳児が前半、後半に分かれ受け持ち、担当した自分のお店には、何の役割が必要なのか、3歳児にも分かりやすく説明する等、立派に行う姿が見られました。
4歳児・3歳児も鞄の中にしまえない時には、どうすれば良いか「友達と協力し互いに入れる」、「周りの大人に自分でお願いする」等、積極的に声を掛け、行動する姿が見られました。
昼食・午後のおやつは、バイキングを行い、お店屋さん同様に、5歳児が担当し「いくつ、入れますか」、「どの位ですか」、「どれにしますか」というやり取りの中で、展開されました。その中で、初めてバイキングに参加した3歳児は、「どうしたら良いか」、「どう持てば良いか」と迷っていた所、5歳児の子どもが3歳児の手を引き、率先し手伝う姿が見られました。3歳児には、持ちやすいパックのジュースを持ってもらい、こぼしたり落としやすいものは、5歳児が持つ等、年下の子どもへの優しさや思いやる気持ちが溢れていました。お代わりの時には、3歳児も安心し、自ら取りに行く姿も見られるようになりました。最初のやり取りを見ていた4歳児も3歳児の行動を気に掛け、傍で見守り困っているとさり気なく介助していました。
「夏まつり」を行う中で、子ども達は戸惑いと不安を感じるのではないかと思っていましたが、改めて子どもの状況に合わせ考え行動できる力が身に付いていることを実感しました。
保護者の方々に「参加」という形で、沢山のご協力をいただき、普段では見られない子ども達の新たな面や成長・発達の場面を見ていただけたことと思います。