神奈川県厚木市岡田の岡田保育園は子どもの意欲と思いやりを育てます

社会福祉法人 愛慈会 岡田保育園


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意欲と思いやり

お店屋さんごっこ

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 「お店屋さんごっこをしたい」と言う子ども達の声が高まり、子ども達自身が、お店屋さんごっこに至るまでを考えながら進めていきました。 

【お店屋さんごっこの相談】
 5歳児が集まり、子ども同士で何のお店にするか相談を始めました。お店は『果物・お菓子・おもちゃ・アクセサリー・食べ物(麺類など)』に決まりました。その後各グループに分かれ、何を作るか出し合い、必要な素材を次々にあげていきました。売る側を5歳児が行うことになりました。
【素材が揃い製作開始】
 5歳児を中心に、日用品や身近にある様々な素材を利用し、3歳、4歳、5歳児で品物を作りました。丸めた紙を折り紙で包み、たこ焼き・おにぎり・様々な果物が次々と出来ていきます。毛糸は麺に見立て、うどんやスパゲティーになりました。「こういうものを作りたいんだけど、どうすればいいかな」と友達に相談し、一緒にアイデアを出し合う姿も見られました。リボンやモールを使い、指輪・ブレスレット・ネックレスなどのアクセサリーを作っている子どもは、「みんなが使えるように」と、自分の指や腕にはめ、大きさを確認しながら作っていました。また、5歳児が3歳児に作り方を教えてあげる姿も見られました。
 子ども達の発想は広がり、沢山の品物が完成しました。子どもによっては毎日製作に取り組む姿も見られました。
【お店屋さん開店日】
 開店前に、5歳児はテーブルに品物を並べ、「早く、お客さん来ないかなあ」と期待を膨らませながらお店の準備をしていました。そして、お店が開店すると、「いらっしゃいませ!」という元気な声と共に、笑顔でお客を迎え入れました。3歳、4歳児は入り口で3枚のチケットをもらい、好きな品物を選び、チケットと交換し買い物を楽しんでいました。売る側の5歳児は、年下の子どもが迷っていると「どれにする?これは○○で、これが○○だよ。どっちが好き?」と目線を合わせて優しく声をかける姿が見られました。また、品物を持ち歩きお客さんに「どれにしますか」と、売り方を工夫している子どももいました。あるお店では、「1個買うと5個おまけします」というところもありました。
 チケットの交換が全て終わりましたが、まだ列を作り並んでいるお店がありました。見ると、2つの紙にアタリとハズレを書き、アタリが出ると品物がもらえるようにしていました。チケットが無くなった後も、皆が楽しめるように子ども自身が考えたようです。

 お店屋さんごっこを通して、考える力、人への思いやり、表現する楽しさなど、様々なことを体験し、子ども達は満足感と達成感を味わったようです。これからも、子どもの発想、意欲、優しさなど、子ども達が持っている力を、大切にし見守っていきたいと思います。

さよなら遠足

 2月16日、厚木市荻野運動公園の体育館を借用し、3歳児、4歳児、5歳児が「さよなら遠足」に出掛けました。卒園を控えた5歳児にとり、保育園での最後の遠足が楽しい思い出となり、子ども同士の交流が深まることを願い、体育館内では様々な身体を動かしながらのふれあい遊びを行ないました。
 “ボール送り”では、次の子に声を掛けながらボールを渡す中、後ろに3歳児が並んでいるとボールを取りやすいよう、少しかがんで渡すなど、自然と相手を思いやる姿も見られました。
 “海賊ゲーム”では、王子様、お姫様、海賊役に分かれ、王子様はお城(陣地)から中央に立っている海賊の間をくぐり抜け、お姫様を助けに行きます。王子様役の子どもは、お姫様役の子と離れないようしっかりと手を繋ぎ、「あっちだ」、「いくぞ」と声を掛け合い、どのように間をくぐりお城(陣地)に戻るか考えるなど、友達と協力し合う楽しさを感じているようでした。
 お弁当の時間になると、「おいしそうだね」、「おにぎり持ってきた」などと、会話を楽しみ、お弁当を食べ終えると、お菓子を広げ見せ合ったり、「これ、あげる」と、交換するなど、友達とやりとりを楽しんでいました。
 午後からは、“なべなべそこぬけ”、“海だよ川だよ”などわらべうた遊びや、“ジャンケン列車”、“しっぽ取り”、“大縄跳び”などを行ないました。
 “わらべうた遊び”では、皆で手を繋ぎ大きな輪を作り、歌に合わせながら全員が輪の中央に集まりました。友達に近づくと、少し照れながら、互いに笑い合うなど、微笑ましい姿が見られました。また、大縄跳びでは、声を合わせ跳んだ数を数えたり、しっぽ取りでは、子ども達が交代で鬼役を行ない、息を切らすほど夢中になって走る姿が見られました。
 最後に、5歳児が2チームに分かれ、リレーを行ないました。リレーは運動会で行ない、子ども達にとり思い出深い競技の1つです。バトンを落とさないようしっかりと握りながら走り、次に待つ友達に大きな声で、「はい」と手渡し、1本のバトンを皆で繋いでいきました。チーム一丸となり、一生懸命走る友達に、「がんばれ」と元気な声援を送り、アンカーがゴールすると、一人一人が達成感に満ちた表情を浮かべていました。
 たくさん身体を動かし、友達とふれあうことで、子ども達からは、「楽しかったね」、「また遊ぼうね」などの喜びの声が聞かれ、楽しい1日を過ごすことが出来ました。5歳児が卒園するまで残り後わずかとなりましたが、異年齢の子ども同士がふれあう中で、互いが刺激を受けながら、遊び方を知り、自分もやってみようと挑戦したり、相手を思いやる気持ちが育つよう、今後も温かく見守っていきたいと思います。


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