新聞紙と広告を使っての遊び(2歳児、5歳児)
5歳児・2歳児との交流の中で、新聞紙と広告を使った遊びを楽しみました。子ども達は思い思いに遊びを楽しむ中で、様々な姿が見られました。
○アクセサリーなどの写真が載った広告を手にした5歳児が、2歳児に「どれがいいですか」と声を掛けました。2歳児は気に入った物を指差し、切り抜いてもらいながら、選ぶ・集めることを楽しんでいました。そうしたやりとりは、その後、お店屋さんごっこに発展していきました。
○5歳児との交流に少し緊張気味だった2歳児を前に、細かくちぎった紙を雪のように降らせ、楽しさを一生懸命伝えようとする5歳児の姿がありました。その様子を見て、2歳児も遊びを真似始め、固くなっていた表情が満面の笑みに変わりました。
○自分がしたいことを探し、周りを見回していた2歳児が、両手を広げ上半身を床に伏せ、膝をつきながら前進し、「ブルドーザーだよ」と言い、紙を一か所に集める5歳児の姿を見つけました。2歳児は楽しげに遊ぶ5歳児の姿を見て、直ぐに真似を始めました。5歳児・2歳児共に、額が汗ばむほど遊びを楽しんでいました。
○遊びの途中に、牛乳パックを出したところ、その中にちぎった紙を詰め始めました。牛乳パックが一杯になると2歳児が次々に来て、「テープで止めて」、「早くやって」と何度も言う姿を見た5歳児が、「待っていてね、順番だから」、「ここに並んで待って」などと順番を分かりやすく知らせていました。
2歳児は、遊びの楽しさを十分に味わい、新たな遊び方も知りました。遊びが充実し夢中になる中で、子ども達は様々なことを吸収していくのだと思います。これを機に、今後2歳児同士での新聞紙・広告を使った遊びに変化が見られるかと思います。