神奈川県厚木市岡田の岡田保育園は子どもの意欲と思いやりを育てます

社会福祉法人 愛慈会 岡田保育園


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意欲と思いやり

新聞紙と広告を使っての遊び(2歳児、5歳児)

新聞紙広告遊び.JPG
 5歳児・2歳児との交流の中で、新聞紙と広告を使った遊びを楽しみました。子ども達は思い思いに遊びを楽しむ中で、様々な姿が見られました。
○アクセサリーなどの写真が載った広告を手にした5歳児が、2歳児に「どれがいいですか」と声を掛けました。2歳児は気に入った物を指差し、切り抜いてもらいながら、選ぶ・集めることを楽しんでいました。そうしたやりとりは、その後、お店屋さんごっこに発展していきました。
○5歳児との交流に少し緊張気味だった2歳児を前に、細かくちぎった紙を雪のように降らせ、楽しさを一生懸命伝えようとする5歳児の姿がありました。その様子を見て、2歳児も遊びを真似始め、固くなっていた表情が満面の笑みに変わりました。
○自分がしたいことを探し、周りを見回していた2歳児が、両手を広げ上半身を床に伏せ、膝をつきながら前進し、「ブルドーザーだよ」と言い、紙を一か所に集める5歳児の姿を見つけました。2歳児は楽しげに遊ぶ5歳児の姿を見て、直ぐに真似を始めました。5歳児・2歳児共に、額が汗ばむほど遊びを楽しんでいました。
○遊びの途中に、牛乳パックを出したところ、その中にちぎった紙を詰め始めました。牛乳パックが一杯になると2歳児が次々に来て、「テープで止めて」、「早くやって」と何度も言う姿を見た5歳児が、「待っていてね、順番だから」、「ここに並んで待って」などと順番を分かりやすく知らせていました。
 2歳児は、遊びの楽しさを十分に味わい、新たな遊び方も知りました。遊びが充実し夢中になる中で、子ども達は様々なことを吸収していくのだと思います。これを機に、今後2歳児同士での新聞紙・広告を使った遊びに変化が見られるかと思います。

0歳児、1歳児交流

0歳児1歳児交流.JPG
  0歳児、1歳児は、一人一人の成長・発達に合わせ、お互いの保育室を行き来して遊び、共に生活することがあります。その中で、0歳児が1歳児の遊ぶ姿に興味を示し、遊びを真似る姿が見られます。0歳児は、積み木を見つけると、テーブルや机などを叩き、音を響かせることを主に楽しんでいます。そうした0歳児が、積み木を積み上げ、並べて遊んでいる1歳児の姿を見て、同じように積み木を1、2個積み上げ、遊び始めるようになりました。このように、発達段階の近い子どもから刺激を受け、真似ようとすることで、遊びに変化が見られ、更なる発達へ繋がるきっかけにもなっています。
 園庭遊びでも、複合遊具(滑り台や吊橋など)で活発に登り降りを楽しむ1歳児の姿を真似るように、0歳児が遊具に登り、また、0歳児が豆自動車に乗っていると、1歳児が後ろから押そうとしてくれるなど、子ども同士の様々な関わりが見られます。
ある日、豆自動車に乗っていた0歳児の靴が脱げてしまい、そのことに気付いた1歳児の女児が“どうにかしてあげたい”という気持ちから、一生懸命、靴を履かせようとしていました。その様子を見て、周りで遊んでいた子ども達も心配そうに集まってきました。その後も、なかなか履かせることができず、保育士に知らせ手伝ってもらうことで、0歳児は靴を履くことができました。保育士の「ありがとう」「優しいね」という言葉掛けに少し照れながら、「履けたよ」と満足気な表情が見られました。その日の夕方、1歳児から、「赤ちゃんと遊びたい」という声が聞かれ、0歳児に優しく声を掛ける姿が見られました。日中の一つの出来事が、0歳児への親しみを更に深めたようです。
 子ども達は様々な経験を重ねる中で、健やかな成長・発達を遂げていくかと思います。今後も、交流の機会を大切にし、子ども同士の関わりを温かく見守っていきたいと思います。


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