神奈川県厚木市岡田の岡田保育園は子どもの意欲と思いやりを育てます

社会福祉法人 愛慈会 岡田保育園


岡田保育園TOP>意欲と思いやり

意欲と思いやり

2015年度 夏まつり

 当日は、雨天のため、室内で行いました。「踊り」、「お神輿を担ぐ」、「出店」、「おやつバイキング」など、1日を通し、おまつりの雰囲気を楽しみました。

夏まつり当日りす①.JPG夏まつり当日りす組②.JPG
・1歳児組…保育室内で、夏まつりの雰囲気を楽しみました。机にお土産の「こま」を置き、子どもが自分で選び、袋に入れ、お店屋さんごっこを行いました。磁石の釣り竿と折り紙の魚を用意し、魚釣りを行いました。お土産の入った袋を大事に持ち歩く姿が見られました。午後のおやつは、たこ焼きと、4種類の菓子の中から1種類を子どもが選ぶ「おやつバイキング」を行いました。自分で選んだ菓子を嬉しそうに食べていました。
21日に行われた「夏まつりごっこ」では、晴天の下、テラスに出て、3歳以上児組の子どもと一緒に踊りを楽しみました。また、お神輿を担ぐ姿を見て、「これなあに」と保育士に尋ねるなど、興味を示していました。

夏まつり当日うさぎ①.JPG夏まつり当日うさぎ②.JPG
・2歳児組…室内で遊んでいた子どもに、夏まつりを行っている保育室に行くことを伝えると、夢中で遊んでいた子どもも、使っていた玩具を直ぐに片付け、行く準備をしていました。子ども達は、「夏まつり」を、とても楽しみにしていました。お店に行くと、自分が欲しいものを手に取り、5歳児の子どもに見せると、5歳児が「スタンプを押した」と優しく声を掛けながら、チケットを確認してくれていました。2歳児組の子ども達は玩具をどれにするか迷いながら、じっくり選ぶ姿や、次のお店に行くため周りを見渡し確認をしていました。2歳児組の保育室に戻り「夏まつり楽しかった」と、保育士が尋ねると、子ども達は「お店行くのが楽しかった」と笑顔で応えていました。

夏まつり当日しか組①.JPG夏まつり当日しか組②.JPG
・3歳児組…自分達で考え、お店を回りました。「金魚すくい」、「ボーリング」、「好きな玩具を選ぶ時」など、年上の子どもに優しく教えてもらいながら、とても嬉しそうにしていました。お店を回り終えると、友達と選んだ玩具を見せ合い、笑顔で話をしていました。踊りは、年上の子どもが踊る姿を見ながら覚え、夏まつり当日は、元気にのびのびと踊っていました。3歳児組も、4歳児、5歳児と共に準備を行い、当日は一緒に踊り、夏まつりに楽しく参加できました。子どもからは「楽しかった」、「お神輿を担ぎたい」、「またやりたい」という声が、たくさん聞かれました。

きりん組夏まつり踊り①.JPGきりん組夏まつりお店②.JPGきりん組夏まつりごっこ③.JPG
・4歳児組…5歳児が、夏まつりの準備を行っている時から、興味を持ち、「一緒にやりたい(準備をしたい)」という子どもがたくさんいました。当日は、元気な掛け声と共に、楽しそうに踊る姿が印象的でした。お店を回る時も、友達と一緒に楽しんでいました。21日(火)に行った「夏まつりごっこ」では、大きな声で「ワッショイ」と言い、張り切ってお神輿を担いでいました。「ぞう組(5歳児組)になったら、お神輿を作ったり、お店の係をする」という期待に、胸を膨らませていました。

ぞう組夏まつり①.JPGぞう組夏まつりお神輿②.JPGぞう組夏まつりお店③.JPGぞう組おやつバイキング④.jpg
・5歳児組…数日前から、夏まつりをとても楽しみにしていました。当日の朝、法被を着て、頭に豆絞りを巻くと、気合いが入り、みんなでアイデアを出し合って作った「飛行機お神輿」を、元気よく担ぎました。お店では、順番に係の仕事を受け持ち、年下の子どもにも優しく接する姿が多く見られました。午後のおやつバイキングは、「準備係」、「配る係」、「案内係」を担当し、自分の係の仕事を終えると、「ポップコーン」、「たこ焼き」、「アイス」などのバイキングを、自分達も楽しみながら、話も弾んでいました。おまつりを楽しみながら、友達と協力することや、年下の子どもに優しく接し、係の役割も果たし、生き生きとした表情で過ごしていました。

手作り玩具①.JPG手作り玩具②.JPG手作り玩具③.JPG
 「夏まつり」を迎えるまで、5歳児の子どもを中心に、アイデアを出し合いながら準備を進めてきました。
「お神輿」、「手作り玩具」、「ポスター」など、全員が楽しんで準備に参加し、その姿を見ていた4歳児、3歳児も「僕も(私も)やりたい」と、一緒に準備をする場面が多く見られました。「夏まつりに向けて」に記載した、ビニール袋と紙コップを使った手作り玩具は、ストローで空気を入れると膨らむ「紙コップ風船」になり、当日は、大人気でした。
 「踊り」は、5歳児と3歳児が手を繋いで外側の輪を作り、4歳児が内側で輪になり行いました。初めの内は、見ているだけの3歳児もいましたが、5歳児や4歳児が元気に踊る姿を見て、次第に、笑顔で元気に踊り始めました。
 21日(火)には、「夏まつりごっこ」を行いました。4歳児、3歳児もお神輿を担ぎ「重くなかった」、「楽しかった」と嬉しそうな笑顔を見せていました。「金魚すくい」、「ボーリング」も、再度楽しみました。
 準備から夏まつり当日まで、子ども達は意欲的に参加していました。友達と協力することや、一緒に楽しむ経験をしたことは、子どもの自信に繋がり、今後の行事や日々の生活の中でも更に力を発揮していくことと思います

2015年度 「夏まつりに向けて」

7月17日(金)開催予定の「夏まつり」に向け、5歳児の子どもを中心に、現在、準備を進めています。

4月
・夏まつりに向け、子どもと「踊り」、「おみこし」、「お店」などの話し合いをしました。踊りは「タタロチカ」、「アンパンマン音頭」「たこやき音頭」があがりました。おみこしは「飛行機を作りたい」と言う意見が多く、直ぐに決まりました。お店では「ヨ―ヨー」、「金魚すくい」、「お化け屋敷」、「手作り玩具」など、様々な物があがりました。夏まつりに期待を膨らませ、とても楽しみにする姿が見られました。5歳児の子どもは、自分達が中心ということで、気合いが入っています。

①手作り玩具1.JPG①手作り玩具2.JPG①踊り1.JPG①踊り2.JPG①お神輿.JPG
6月
・5歳児が中心となり、折り紙で「手裏剣」、「こま」、「バラの花」を折り、手作り玩具を作りました。最初は、折り方が分からず、試行錯誤する姿も見られましたが、今では折る速さも速く、綺麗に折れるようになりました。また、その姿を見て、4歳児、3歳児の子どもも真似て、一生懸命に行い、折り方が分からず困っている子どもに、5歳児の子どもが優しく教える姿が見られます。
・3歳児、4歳児、5歳児で「タタロチカ」、「アンパンマン音頭」、「勇気100%」、「たこ焼き音頭」を踊りました。音楽が、流れると子ども達は「踊るよ」、「見ててね」と言い、とても張り切っていました。子ども達は、手を繋ぎ円を作り、初めて踊る3歳児の子ども達は、年上の子どもの動きを真似しながら楽しく踊っていました。日中、遊びの中でも「タタロチカ」の歌を歌いながら、友達と踊る姿が見られました。

②手作り玩具1.JPG②提灯①.JPG
7月
・白い提灯に模様切りした折り紙を貼り、とても色鮮やかになり、天井から飾りました。画用紙に絵を描き「夏まつり」のポスターを作り、各保育室に貼り、夏まつりに向け、張り切る子どもの姿が見られています。
・3歳児、4歳児、5歳児で「夏まつり」の手作り玩具を作りました。ビニール袋に、マジックで好きな絵を描き、紙コップには、型抜きしたシールを貼りました。完成作品は「夏まつり」までのお楽しみです。

「2014年度 5歳児が卒園までにやりたいこと」

 1年を通し『園児の発想を取り入れた活動』を子ども達や園長、栄養士、保育士で相談をし、具体的に計画を立て、取り組んできました。
 『子どもがやりたいこと』を、全てを実施することができました。
1-1.JPG1-3.JPG1-4.JPG
1.ハロウィンごっこをやりたい
  10月31日(金)に行いました。「おばけかぼちゃを作りたい」、「仮装したい」という子どもの案を取り入れ、チケットを園長に渡し、ラムネと交換することにしました。衣装作りでは、できあがったマントやスカートなどを見て「なんだか、楽しくなった」と、呟く子どもの姿が見られました。5歳児が中心となり、1歳~4歳児との関わりを持ちながら行いました。

2-1.JPG2-2.JPG2-3.JPG
2.レストランごっこをやりたい
  2月25日(水)に行いました。2か月前からレストランのメニューを相談し、折り紙や毛糸などを使い、準備をしました。当日は、近隣の保育園の3歳~5歳児を招待しました。「チケット係」、「案内係」、「コック」と役割を決め、一人一人が自分の力を発揮し、楽しんで取り組んでいました。お客の近隣の保育園の園児や当園の4歳児の子どもに「おかわりちょうだい」と言われ、とても喜んでいました。「おかだレストラン」は大繁盛でした。

3-1.JPG3-2.JPG3-3.JPG
3.おにぎり弁当を作りたい
  11月27日(木)に行いました。事前に子どもと具材を相談し、栄養士と担当で話し合い、5種類に絞りました。その中から、子ども一人一人が好きな具材を2種類選べるようにしました。そして、給食のおかずを容器に詰め、自分で握ったおにぎりを持ち屋上で、青空のもと、皆で食べました。

4-1.JPG4-1.JPG
4.栽培した野菜でカレーを作りたい
  8月21日(木)に行いました。畑で育てた「じゃがいも」とプランターで「人参」を栽培しました。そして、前日に「人参」を収穫したところ、大きい物で3cm程しか育っていませんでした。カレーライスに入れるには「人参」の量が足りなかったため、近隣のスーパーに「人参」を買いにいきました。また、1か月前より家庭で「包丁」や「ピーラー」を使う経験をしてもらいました。当日は、子どもが「人参」の皮を剥き、包丁で切る作業をしました。自分達で作ったカレーライスは格別の味がしたようで、いつも以上によく食べる子どもの姿が見られました。

5-1.JPG5-2.JPG5-4.JPG
5.生命の星・地球博物館(小田原市)に行きたい
 1月22日(木)に行いました。当日は、雨が降っていましたが、ロマンスカーや箱根登山鉄道に乗り、楽しんでいました。『生命の星・地球博物館』でのお土産選びでは、3歳児や4歳児に喜んでもらえるよう、グループ毎に何を購入するか相談しました。そして、館内の図書館へ行き、たくさんの本に興味を持ち見ていました。

6-1.JPG6-3.JPG
6.水族館に行き「ジンベイザメ」を見たい
 8月23日(土)に当園在園児(5歳児)と卒園児童(小学校1年生~中学校3年生)との交流会で『横浜・八景島シーパラダイス』に行きました。当日は、館内は混んでいましたが「ジンベイザメ」を見ることができました。また「イルカ」や「あざらし」などのショ―も見ることができました。後日、園の図鑑を見て「この魚いた」など、友達同士で楽しそうに話していました。

  『子どもがやりたいこと』を実現するまでには、事前に準備を必要とする物もありましたが、自分達で決めた活動に、意欲的に取り組み達成感を味わうことができました。また、話し合いを重ねる中で、自分の意見を伝えることや、相手の意見に耳を傾けることができるようにもなりました。時には、自分の意見が通らないことも経験しました。こうして、自分の気持ちを受け入れてもらえた喜びや、受け入れてもらえない時の寂しさなど、様々な感情を経験したことは、今後、子どもの『力』に繋がっていると思います。また、異年齢児との関わりを通し、相手のことを思いやる気持ちが更に深まりました。子ども達が、自分で考え、行動する姿に頼もしさを感じます。

当園在園児(5歳児)と卒園児童との交流会

  8月23日(土)、当園在園児(5歳児)と卒園児童(小学1年生~中学3年生)との交流会が行われました。当日は、92名の卒園児童が参加してくださいました。また、3名のボランティア(短大生、高校生)と在園児童の保護者8名の方々に保育参加(保育サポーター)をしていただきました。
  行き先は、5歳児が「卒園までにやりたいこと」の中に「ジンベイザメの泳ぐ姿を見たい」という希望があり、ジンベイザメのいる『横浜・八景島シーパラダイス』(横浜市)となりました。

P1030819.JPGP1130567(1号車、水族館).JPGP1130574(1号車、交流).JPG

  当日は、5歳児と卒園児童を混合にして、3グループを作り、グループ毎に施設内を見学しました。
  現地到着後に雨がひどくなり、水族館内はとても混雑していましたが、5歳児が迷子にならないよう、卒園児童がしっかりと手を繋ぎ、歩いてくれました。階段の手前では「階段だから、気を付けて」と卒園児童が優しく声を掛けたり、5歳児の背の高さでは水槽の中に居る魚が見えないことに気付くと、抱き上げ、見せてくれる姿が見られました。また、雨で地面が濡れ滑りやすいことに気付くと足元に気を付け、歩くスピードを緩めたりするなど、愛情に満ち溢れ、職員も感動する姿が沢山見られました。5歳児も優しいお兄さん、お姉さんと手を繋ぎ、楽しい会話をしながら歩くことを、とても喜んでいました。
  交流会を通し、卒園児童の「思いやり」や「優しさ」を強く感じました。また、頼もしい卒園児童の姿を見て、5歳児も小学校就学へ向け、期待が高まったのではないかと思います。

2014年度 「夏まつり」7/18(金)

 当日は、各組が年齢に合った参加をし、お祭りの雰囲気を楽しむ中で、子ども自身が考えたり、友達と協力するなど様々な姿が見られました。

りす①.JPG

・0歳児組…テラスから「夏まつり」を見学しました。「タタロチカ」、「にんにん・忍たま音頭」を踊る年上の子どもの姿をじっと見つめ、曲に合わせ手を叩いたり、足でリズムをとるかのように動かし、夏まつりの雰囲気を楽しんでいました。また、おみこしが出てくると「あ、あ」と声を上げ、嬉しそうに指を差す姿も見られました。
・1歳児組…テラスに座り「踊り」、「おみこし」を見学しました。音楽が流れると、踊りを真似て手を動かしたり、踊る姿が見られました。「おみこし」を見ている時には「ワッショイ」と言う掛け声に合わせ、手を叩いたり、嬉しそうに声を上げていました。その後、保育室に戻り子ども達の好きな「カッパ体操」、「どんぐりマン体操」、「エビカニクス」を踊りました。その後、5名ずつ順次、ホールで行っている出店に遊びに行きました。特に「迷路」が楽しかったようで、笑顔で出てくる姿が、とても印象的でした。

P1140929(うさぎ①).JPGP1140930(うさぎ②).JPG
・2歳児組…午前のおやつを食べている時に、スピーカーから祭りのお囃子が流れると「何か鳴っている」、「お祭りだね」と、嬉しそうに話す姿が見られ、その場で身体を動かし踊る子どももいました。テラスに行き、踊りやおみこしを見学し、踊りを真似「ワッショイ、ワッショイ」と、一緒に声掛けし、手を叩きながら楽しそうに目を輝かせていました。その後、出店を回り、5歳児組の子どもにスタンプ押してもらうと、好きな色のヨーヨーや欲しい玩具を、自分で選び、楽しんでいました。保育室に戻ると「アイスクリームを貰った」、「〇〇色の、ヨーヨーにしたんだ」と、選んだ物を嬉しそうに保育士や友達に見せていました。

しか組踊り.JPG
・3歳児組…5歳児が作った「おみこし」を囲み、踊りを楽しみました。目の前には、法被を着た5歳児がおり、普段とは異なる姿に憧れを感じているようでした。出店が開店すると「これ、ください」と言いながら「玩具」や「ヨーヨー」、「うちわ」など、自分の好きな物を選び、楽しんでいました。自ら、チケットと品物とを引き換えることができたのが、とても嬉しかったようです。
「昼食」や「おやつ」は、バイキング形式で好きな物を選び、友達と楽しそうに食べていました。また、お代わりも沢山していました。「夏まつり」を終えた後も、子ども達からは「楽しかった」、「また、やりたい」、「夏まつり、一番楽しい」と、言う声が聞かれていました。

きりん組出店.JPG
・4歳児組…前日から「明日は、夏まつり」と保育士に話し、楽しみにしていました。当日は、5歳児組がおみこしを担ぐ際「ワッショイ」と大きな声で声掛けし、楽しそうに見ていました。また、「ぞう組(5歳児組)になったら、おみこしを担げる」と、期待をしていました。出店では、友達と一緒に店を回り、好きな玩具を選びました。選び終えると、友達同士で見せ合い「こんなのが、あったよ」、「これ買ったんだ」と嬉しそうに話していました。午後のおやつは、ポップコーンがとても人気があり、何度もおかわりをしていました。翌週には、「夏まつりごっこ」を行い、おみこしを担ぐことができ、とても喜んでいました。


P1140931(ぞう組おみこし当日).JPGぞう組午後のおやつ当日.JPG
5歳児組…頭には、はちまきを巻き、法被に袖を通すと、「夏まつり」を楽しむという、期待に溢れた子どもの姿が見られました。おみこしは、3つのグループに分かれ「ワッショイ」と元気な掛け声で、楽しみ担ぐことができました。出店は、自分で選び当番を決め、行いました。「いらっしゃいませ」、「どれにしますか」と、お客さんに優しく声を掛ける姿が見られました。午後のおやつは「案内係」が、3歳児組の子どもの手を、そっと引いてエスコートしていました。「たこ焼き」も人気があり、たこ焼き係の子どもは、とても忙しそうでしたが、嬉しそうに皿にのせていました。

 「夏まつり」を迎えるまで、5歳児組の子どもが、年下の子どもに踊りを教えるなど積極的に行っていました。また「ポスター作り」「玩具作り」など、「夏まつり」が楽しくなるよう、子ども主体で、準備を行ってきました。
その後も、子どもから「夏まつりが楽しかった」、「またやりたい」と、言う声が聞かれました。週を明け「夏まつりごっこ」として、楽しかった「踊り」「迷路」「さかなつり」そして、3歳児組と4歳児組も、おみこしを担ぐ経験をし、次年度に向け、楽しみにしています。
 「夏まつり」という一つの行事を、一人一人の子どもが意見を出し合い、協力し、楽しみながら行えたことは、子ども達にとり、大きな自信へと繋がる、とても良い経験になったことと思います。

2014年度 「夏まつりに向けて」

 7月18日(金)開催予定の「夏まつり」に向け、5歳児組の子どもを中心に、現在、準備を進めています。
6月9日
・初めて、話し合いを行いました。子ども達から「おみこしを、作りたい」「お店屋さんをやりたい」、「法被を着たい」という意見が出ました。
・おみこしをどのような形にするか話し合いました。「宇宙船」「花」「飛行機」「サッカーボール」、「ロケット」など、いろいろとイメージを膨らませながら、楽しそうに話し合っていました。
・お店屋さん何を出店するか相談をすると「金魚釣り」、「迷路」、「めんこ」、「射的」、「車」、「うちわ」、「魚釣り」「ヨーヨー」など、昨年行って楽しかった物に加え「迷路」、「金魚釣り」という意見も出ました。

P1030530(ポスター作製).JPGP1030558(ポスター出来上がり).JPG
6月27日
・おみこしの形については「宇宙船」、「花」、「サッカーボール」、「ロケット」の4つの中から選ぶことになりました。すると「宇宙船やロケットに、花やサッカーボールを付けられるのではないか」という案も出ました。その結果、おみこしの形は「ロケット」に決まりました。子ども達が選んだものが、全部詰まった「夢のおみこし」を作ることになりました。

P1030557(おみこし②)③.JPGP1030528(おみこし①)④.JPG
7月8日
・「夏まつり」で着用する法被を試着をしました。昨年度、5歳児組の子どもが着ているのを見て「かっこいいな」と、憧れていた法被を着ることができ、とても嬉しそうでした。最初は、保育士が法被を着せていましたが、途中からは子ども同士で法被を着せ合う姿が見られました。「夏まつり」当日の衣装も決まり、子ども達も、とても張り切っています。
・「夏まつり」の踊りは、今まで踊ってきた曲の中から「にんにん。忍たま音頭」、「タタロチカ」、「アンパンマン音頭」、「たこやき音頭でパッキュンコ」など候補があがりました。当日は、この中から2曲を選びたいと思います。

P1030520(法被 着替え)⑤.JPGP1030518(法被3人)⑥.JPG
7月10日
・3歳児、4歳児、5歳児で出店する玩具作りを行いました。“紙コップロケット”では、輪ゴムを付ける作業が難しく、途中で輪ゴムが外れてしまうこともありました。しかし、3歳児、4歳児は、上手に行う5歳児の姿を見て真似る内に、徐々にコツを掴み作ることができました。でき上がると「本当に、飛ぶのかな」と、不安に思いながらも、試しに飛ばすことを友達と一緒に楽しんでいました。その他にも、丸めた新聞紙の周りに花紙を巻き「アイス」を作りました。友達と「何の味にしようかな」と、心を弾ませ作る姿が見られました。こうして、友達と相談し、協力しながら、玩具作りは短時間の中で作られ、子どもから「もっと作りたい」という声も聞かれる程でした。当日は、他にも、紙皿で作った「シーソー」、厚紙や輪ゴムで作った「ひっくりカエル」、紙皿を重ね合わせた「でんでん太鼓」なども店に並びます。

P1030539(玩具作り)⑦.JPGP1030535(玩具作り)⑧.JPGP1030542(玩具作り)⑨.JPG
 子ども達が中心となり、進めていく中で、更に期待を膨らませ、「自分で作りあげる喜び」、「友達と協力し作る楽しさ」、自分の考えがかたちとなる心地良さ」を感じながら、「夏まつり」までの一つ一つの過程を大切に、見守っていきたいと思います。 

2014年度 「卒園までにやりたいこと」

 今年度より、年間行事予定に『園児の発想を取り入れた活動』を盛り込みました。『バス遠足』や『運動会』など、大人が決めた行事だけではなく、子どもが主体的に取り組み、その中で様々な経験ができるようにという思いから取り入れました。
5歳児(ぞう組)園児が中心となり、自分達で考えたことを、主体的に計画し、異年齢の関わりを通し、沢山の経験を重ねて、達成感を味わうことができるようにしていきたいと思います。

4月から5月にかけ、子どもと一緒に『卒園までにやりたいこと』を話し合い、子どもが紙に書き、園長に手渡しました。
 『子どもがやりたいこと』が6つ記載されていました。

①.JPG②.JPG③.JPG④.JPG

1・ハロウィンごっこをやりたい
 昨年度、仮装して行った「ハロウィン」がとても楽しかったようで、今年も行いたいという声が上がりました。

2・レストランごっこをやりたい
 昨年度行った「お店屋さんごっこ」がとても楽しかったので、今年度は、少し形 を変えたものを子どもが考えました。

3・おにぎり弁当を作りたい
 昨年度の食育活動で、自分で食べるおにぎりを作りました。今年は、子どもがおにぎりの具材を決めるなどし、更に楽しめるよう工夫したいと思います。

4・作った野菜でカレーを作りたい
 昨年度、プランターで玉ねぎの栽培をしました。また、七沢地区に借りている畑で『じゃがいも』を作っています。そしてカレー作りのために、今年の5歳児の野菜の栽培は「人参」を育てることが決まりました。

5・生命の星・地球博物館(小田原市)に行きたい
 昨年度の5歳児が生命の星・地球博物館に、出掛けたことを思い出し、行きたいと声が上がりました。

6・水族館に行って、ジンベイザメを見たい
 「ジンベイザメ」に興味を示し、泳いでいる姿を見たいと声が上がりました。

⑤.JPG
 具体的な日にちや内容、必要な準備など、これから子ども達と相談をしながら決めていきたいと思います。子ども達の取り組む過程を大切にし、温かく見守っていきたいと思います。

さよなら遠足

P1030006.JPG P2250066.JPG
 2月26日に、3歳児、4歳児、5歳児の子ども達が「さよなら遠足」に出掛けました。今まで一緒に遊び、生活してきた5歳児の子ども達と共に出掛ける最後の遠足でした。場所は、湘北短期大学(厚木市)の体育館で、ゲームや運動遊びを行い、異年齢との交流を楽しみました。
 体育館に着くと、子ども達は、広さに喜び一斉に走り出していました。その中で大きい子どもは、小さい子どもが近付くと、ぶつからないように止まったり、スピードを落とす姿も見られました。
午前中は、わらべ唄遊びの「うずまき」、「海だよ、川だよ」、「なべなべそこぬけ」などを行いました。友達と手を繋ぎ、歌を歌いながら楽しみました。また「たまご、たまご」、「海賊ゲーム」、「ダンゴ虫」などのゲームは、体育指導や運動遊びで行っている子どもが大好きなゲームです。保育室とは違い、広い体育館の中で、鬼に捕まらないように、必死になり走っていました。
12時近くになると「お腹が、空いたね」と言いながら、昼食を楽しみにしていました。昼食の時間になると、友達と一緒に「美味しいね」など、お喋りを楽しみながら、弁当を嬉しそうに食べていました。
 午後は「フープ」や「ボール」、「縄跳び」で遊びました。皆で、息を合わせて大縄跳びや、サッカーなどを楽しみました。また、最後に4歳児、5歳児の子ども達でリレーを行いました。3歳児や同じチームの友達の声援を受け、一人一人が一生懸命、走りました。
 子ども達は、異年齢で生活や遊びを共にしています。その中で、年上の子どもが年下の子どもを助け思いやり、年下の子どもが年上の子どもを真似、自ら学ぶ姿が見られています。このように、子ども達は互いに学び合い、育ち合っています。
 今後も、こうした異年齢の関わりや、子どもが成長していく過程を大切にしていきたいと思います。

5歳児からのお願いごと

 昨年4月に5歳児になった子ども達は、保育園の中で一番年上になった喜びとこれからの期待に胸を膨らませていました。子ども同士で「やりたいこと」を話し合い、5月に園長のところへ「お願いごと」を届けました。
 「お願いごと」には、子どもがやりたいことが、8つ記載されていました。
その後、子ども達と園長や担当と話し合いを持ちながら、叶えることができました。

P7220132.JPG
・給食当番をやりたい
 当番を決め、調理室に給食を受け取りに行き、調理員との会話を楽しみながら、張り切って行っていました。

・水族館に行きたい
 5歳児と4歳児の遠足で「江ノ島水族館」へ行き、泳いでいる魚を観賞し、イルカのダイナミックなショーに大きな拍手を送っていました。タッチプールでは「ネコザメ」に触れ、ざらざらした肌触りを感じていました。

P1010689.JPG
・「夢味市」(厚木市長谷)で、アイスが食べたい
 9月に「夢味市」で、アイスを食べてきました。自分の食べたいアイスを選び「美味しい」と言いながら喜んで食べていました。

P8060097.JPG
・ニュージーランドに行きたい
 子ども達に「飛行機に乗り、行かなければならない、遠くにある国」と話しました。後日、園長と相談したところ「保育園をニュージーランドにする」という提案がありました。子ども達が考えた「ニュージーランド」を9月に行いました。国旗を飾り、保育室内に迷路やゲームコーナーを作り、他の組の子ども達にも遊びに来てもらい、案内しながら楽しんでいました。

P1020419.JPG
・動物園に行きたい
 動物園に行くことはできませんでしたが、12月に本厚木から箱根湯本までロマンスカーに乗り、神奈川県立 生命の星・地球博物館(小田原市入生田)に行きました。館内では、動物の剥製や恐竜の骨、天然石などに子ども達は目を輝かせ見ていました。

P1020715.JPG
・ディズニーランドに行きたい
 ニュージーランド同様に、1月に「ディズニーの日」として保育室内を飾り付け、お化けの迷路やダンボールや巧技台を組み合わせジェットコースターに見立てました。また、売店では子ども達が作った手作り玩具を売りました。パレードも行い、子どもはビニール袋をスカートやマントにし折り紙やシールなどで飾り付け、仮装した保護者や職員と共に各保育室を回りました。

・野菜を作りたい
 保育園のプランターで「人参」、「パセリ」を育てました。両方共に思うように育たず子ども達は「水が少なかったのか」など、育たない理由をいろいろ考えていました。また、七沢に借りている畑で「じゃがいも」や「さつまいも」育て、給食で食べました。

・料理がしたい
 子どもが畑で育てた、じゃがいもを使いカレー作りをしました。自分達で作ったカレーは、とても美味しくおかわりをして食べていました。また、お好み焼き作りでは、中に入れる具材を考え、スーパーに買い物へ行きました。そして、買ってきた具材を使ってお好み焼きを作りました。

  こうして子ども達は、1年間を通し、いろいろなことに意欲的に取り組んできました。一つ取り組むごとに、皆で意見を出し合い行ってきましたが、その中で互いの意見のぶつかり合いや自分の考えを曲げられず、泣いたり怒ったり、時には喧嘩をすることもありましたが、自分の気持ちだけでは先に進まないことや相手の気持ちを受け止めることの大切さにも気付きました。友達と共に一緒に成長する姿が見られ、経験から得たものは、子ども達の大きな「生きる力」となると感じています。

さつまいも掘り遠足

10月22日(火)に4歳、5歳児が七沢にある畑にさつま芋掘りに出掛けました。

おおきなかぶ1.JPG
大きな芋を見つけましたが抜くことができず「手伝って」と、友達に声を掛けながら、力を合わせて抜いていました。

おおきなかぶ.JPG
芋のツルを引っ張っている友達の腰を持ち、更に、その子どもの腰を別の子どもが持ち引っ張っていました。その姿はまるで「おおきなかぶ」の物語のようでした。

さつまいも.JPGさつま汁.JPG
芋を掘る度に「見て」と喜び、叫ぶ声があちらこちらから聞かれました。今回は『紅あずま』、『安納芋』(あんのういも)という2種類のさつま芋を収穫しました。

自分達で植えたさつま芋の収穫を、とても喜んでいました。収穫した芋を給食で食べたり、また、食育活動の一環で、5歳児が芋を使ったクッキー作りも予定しています。食に対する、興味が高まることと思います。
                       


このページの一番上へ